SendmailとIBM、メールソリューションの共同提供で合意

■URL
http://www.sendmail.com/news/pr/release/2000110701/

SendmailのGreg Olson会長兼マーケティング＆ビジネス開発担当取締役副社長(左)とIBMのRichard Coles　Webサーバー事業部APマーケティングマネージャー

　米Sendmailと米IBMは7日、インターネットメッセージングの統合ソリューションを共同で提供することで合意したと発表した。メール配信サーバー「Sendmail」の商用版とIBMのサーバープラットフォーム「eServer」シリーズを組み合わせた製品を開発・販売していく。

　eServerのうち、まずハイエンドの「zSeries」、ミドルレンジの「pSeries」、ローエンドの「xSeries」のLinux対応製品について、同製品向けに最適化されたSendmailを開発する。Sendmailにとっては、IBMのマーケティング力を活用することで、世界規模でSendmailを販売・サポートしていくのが狙い。一方IBMは、世界標準とも言えるメールソリューションを取り込むことで、eServer製品の機能を補完していく考えだ。

　さらにその後の計画としては、AIXやWindows NT/2000対応製品向けのSendmailも開発し、eServer全機種でSendmailによる統合ソリューションが利用できるようにする。また、Sendmailと「Lotus Domino」を共存させるソリューションも提供する方針だ。具体的には、アーキテクチャーを統合し、一元的に管理できるツールを提供することで、あたかも両製品が一つのサーバーであるかのように利用できるようになるとしている。

(2000/11/8)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]