【業界動向】

ドイツのECソフト企業「Intershop」が日本進出

■URL
http://japan.intershop.com/

日本インターショップ  ドイツのECソフトウェア企業「Intershop Communications」が日本法人「日本インターショップ株式会社」を設立、日本で企業向けのECサイト構築事業を展開すると発表した。

 日本インターショップでは、同社の主力商品である「Enfinity2」を用いたECサイト向けソリューションを提供する。「Enfinity2」は大企業向けの販売業務用ECパッケージソフトで、多言語・他通貨が利用でき、数種類の価格帯や課税モデルのほか、国ごとに設定した複数のフォーマットによるデータ処理が可能だ。「Enfinity2」を使ったソリューションを用いた場合、企業は個人向け・法人向けや国ごとに分かれた販売、また得意先へのディスカウントといったさまざまな形態の販売を簡単に提供できるというメリットがある。また、XMLやJavaといった標準技術で構築されているため、システムのカスタマイズが容易で、短時間の導入や他のシステムとの統合がしやすいという。価格はプロジェクト規模によって変動し、これまで海外で手がけたものでは数千万円から数億円まで。

 日本ではまずBtoBを中心に展開し、追ってBtoC市場への拡大を目指す。パートナー企業と協力した販売を展開していく予定で、すでにコンパックと日本ヒューレット・パッカードがパートナーとして決定している。2001年での売り上げ目標は10億円だが、具体的にいくつの企業を手がけるかは未定。

(2000/11/15)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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