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BSデジタル放送のメガポート、双方向機能を活かした番組編成を発表

■URL
http://www.megaport.co.jp/

メガ☆メッセージ画面

 株式会社メガポート放送は17日、12月1日のBSデジタル放送「メガポート放送」開始に先立ち、今後の事業展開および編成、番組内容を紹介した。メガポート放送は独立型BSデジタルデータ放送事業者の1つで、帯域は2スロット。出資企業は株式会社角川書店、株式会社オリエンタルランド、エイベックス株式会社など。

 メガポート放送の特徴は、独立系データ放送事業者の中で最大の2スロットの帯域を使い画面の4分の1サイズの動画を活用した番組作り行なう点だ。さらに、朝はサラリーマンなど時間帯ごとのターゲットゾーンを決め、総合的な番組編成となっている。また、データ放送の最大の売りである双方向を活かすため、アンケートデータ収集型サービスとクイズ型サービスを行なうほか、将来的にはオンライン決済サービスも開始する予定だという。

 注目した番組は、「誕生日おめでとう」から愛の告白までテレビを伝言版がわりに利用できる「メガ☆メッセージ」だ。これは、同社のホームページや携帯電話からメッセージを募集し、メガポートで審査、放送するもので、1メッセージにつき900円の課金制となっている。このほか、東京ディズニーリゾートの最新情報を紹介する「What's up at TOKYO DISNEY RESORT」や「パラパラ」教則本番組「ぱらぱら踊ろう!」、オンデマンド形式のニュース番組「NEWS ch900」などを提供する。なお、1月からは視聴者参加型のクイズ番組「20世紀メガ・クイズ」も放送予定だ。この「20世紀メガ・クイズ」では、正解率に応じてホームページで全国順位がわかるほか、正解ごとに与えられるポイントを貯めていくと点数に応じて商品と交換できる特典もついている。

 しかし、今回発表された番組はすべて出資企業によるコンテンツばかりだった。この点について代表取締役社長・竹内宏二氏は「出資企業にこだわっていたわけではない。どんどん出資企業以外のコンテンツを提供していき、4月の改編時には豊富な番組を提供していければ」と述べた。

 放送開始について取締役会長の角川歴彦氏は「バラエティに富んだ番組を作っている。データ放送のトップブランドを目指していきたい」と野心をのぞかせ、1コンテンツマルチユースという姿勢で取り組んでいくという姿勢も示した。

(2000/11/17)

[Reported by moriyama@impress.co.jp]


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