|
■URL
http://www.onlinejournalismawards.org/
http://www.onlinejournalismawards.org/winners1/pr-2000winners.html
オンラインメディアでの優れた活動に対して贈られる、第一回の「オンラインジャーナリズム賞」が、オンラインニュース協会と米国Columbia大学大学院ジャーナリズムスクールによって発表された。この賞は同じくColumbia大学大学院ジャーナリズムスクールが主催するピュリッツァー賞や全国雑誌賞などと並ぶ権威ある賞となることが期待されており、厳正なる審査が行なわれた。
この賞には200以上の英語メディアによる600以上のエントリーがあり、それらはまず100人の国際的なジャーナリストによって5つのカテゴリーに厳選された。そうして選出されたものを新旧メディアでの経験ある特出した11人のジャーナリストがColumbia大学に集まって審査を行なった。結果は以下の通り。
●総合部門…編集方針を全うし、観客に仕え、Webの独自性を生かし、高いジャーナリズムの規範に則ったWebサイトに対して与えられる。
受賞:
Salon.com
MSNBC.com
●報道部門…特別な扱いを要するイベントや大ニュースの報道に対して与えられる。
受賞:
CNET News.comの「Aftershocks
from the Microsoft breakup」
ABCNews.comの「Chaos
in Seattle」
●企画ジャーナリズム部門…この部門は記者の独自の調査や独自の分析、解釈を述べた記事に対して与えられる。
受賞:
Salon.comの「Drug
Czar」
Associated Pressの「No Gun Ri」
The New York Times on the Webの「How Race
is Lived in America」
●サービスジャーナリズム部門…人々の生活を向上させる一つのトピックを取り上げた一連の報道に対して与えられる。
受賞:
BabyCenter.comの「Your Baby's Health」
Cleveland Liveの「Choosing Nursing
Homes」
●メディアの創造的な利用部門…この部門はコンテンツ、デザイン、ナビゲーション、マルチメディア、双方向性、パーソナライゼーション、コミュニティーツールなどを有効に活用して報道した記事に対して与えられる。
受賞:
APBNews.comの「The Great
Basin Murders」
TimesUnion.comの「The Diallo Case」
●オンラインコンメンタール部門…Webだけに掲載されるある一人の作家の評論活動に対して与えられる。内容はニュース解説、エッセイ、評論、批判、意見、ユーモアなど多岐に渡る。
受賞:
Emily Prager氏の「The
Read」Oxygen.com
(2000/12/4)
[Reported by taiga@scientist.com]