【ウィルス】

ウイルス対策ソフト各社、ワーム「TROJ_SHOCKWAVE.A」の感染を警告

■URL
http://www.trendmicro.co.jp/virusinfo/troj_shockwave.htm
http://www.trendmicro.co.jp/hcall/scan.htm
http://www.nai.com/naicommon/aboutnai/press/pr_template.asp?PR=/PressMedia/12012000.asp&Sel=879
http://vil.nai.com/vil/dispVirus.asp?virus_k=98909

 米国で、Microsoft「Outlook」を介して感染を広げる破壊的なワーム「TROJ_SHOCKWAVE.A (別名Prolin-Shockwave)」が発見された。ウィルス対策ソフトのトレンドマイクロや米McAfeeが「危険度:高」として警告している。

 このワームは「A great Shockwave flash movie」というタイトルのメールに、「creative.exe」というファイル名で添付されて配布されている。添付ファイルをダブルクリックして実行すると、Outlookのアドレス帳に登録された全てのアドレスに宛てて、自分自身を添付したメールを自動送信する。「Outlook Express」やその他のメールソフトでは自動送信は行なわれない。

 さらに、ローカルドライブ内の.jpg、.ZIPファイルを検索し、それらのファイルをすべてCドライブのルートディレクトリに移動する。この際、ファイル名の最後に「change atleast now to LINUX」と言う文字列を追加してリネームする。

 トレンドマイクロによると、国際的企業1社で5,000台の感染被害と、2社より同様の被害報告を確認しているという。また、McAfeeによると、Fortune 500企業を含む50社以上で感染が報告されているという。両社は、このようなメールを受け取った場合には即座に削除するよう、また、ウィルス対策ソフトのユーザーには対応する最新のウィルス定義ファイルをダウンロードするよう呼びかけている。

(2000/12/4)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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