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■URL
http://www.amano.co.jp/Topics/E-timing.html (アマノリリース)
http://www.certifiedtime.com/ (米CertifiedTime社)
アマノ株式会社は、米CertifiedTime社と提携し、時刻配信・認証サービス「e-timingサービス」を2001年より行なうと発表した。専用センターの設立も含め、日本初のサービスとなる。
「e-timingサービス」では、CertifiedTime社の技術を利用し、まずNIST(米国商務省標準技術研究所）が認証する「協定世界時(UTC)」を配信する「アマノタイミングセンター」を設立。同センターから契約ユーザーのNTPサーバー（Network Time Protocolサーバー）へUTCを配信、ユーザー側の時刻モニタリングや同期を行なう。加えて、ユーザーのサービスに合わせた時刻配信証明書を発行するものだ。
これによって、ユーザーのサーバーでオンライン取引や申請などを行なう場合、UTCを使用した正確な時刻認証が行なわれ、かつ認証記録として残り、公正な運用が可能となる。たとえばオークションや特許申請などで、受付サーバーのローカルタイムや、ユーザーのPCの時刻の違いが原因となるトラブルが防げ、正確な運営が行なえる形だ。
UTCの配信はインターネット経由か専用線で行なわれ、配信のみは2001年1月から無料で提供、配信証明書の発行を含めた正式サービスは2001年4月から有料で提供していく。サービスはASPの形態で提供される。
アマノでは「グローバルなネットワーク社会では安全・正確・証明可能・保証・安定したタイムマネージメントが不可欠」とし、「e-timingサービス」を使うことでこれら条件を満たせるとしている。またサービス範囲に「UTCの配信、認証、補償、課金」まで含め、このサービスのトラブルで損害賠償請求が発生した場合、最高1億円までの保証を行なう方向だ。
アマノはタイムレコーダーなどの時間管理・タイム情報システム分野で最大手の企業。同社は「e-timingサービス」で、開始3年後に5億円の売上を目指す。
(2000/12/5)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]