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■URL
http://www.cybersource.com/press/releases/2000/00111601.html
http://www.visa.com/
米国年末商戦でオンラインショップの売上が倍増するとの予測が強まっているが、この状況で、電子商取引システムそのものを強化する動きも登場している。米CyberSourceが、米Visaと提携して行なう「CyberSource Internet Fraud Screen Enhanced by Visa 5.0」(以下 IFS5)もその1つだ。
この「CyberSource Internet Fraud Screen Enhanced by Visa」は、現在数百のオンライン小売業者に使われているシステム。オンライン決済での不正を防ぎ、また不正の恐れがある決済が行なわれようとしている場合、その状況を即座に小売業者側に報告して判断を促す機能をもつ。
年末商戦に向けて発表された「IFS5」は、新たにシステムに人工知能を導入。オンライン注文客の行動を予測し、不正行為の要因となる150の要素を検証することで、より正確な不正行為検知を可能にした。また注文客の発注先・送付先住所との照会も行ない、不正の可能性のあるアドレスからの注文や送付を拒否することも可能としている。これらを計1秒未満で測定、および通知できるのも特徴だ。
VisaのJean Bruesewitz副社長はこのサービスで、「CyberSourceのこのシステムで、Visaのカード保持客と小売店の双方に安全なオンラインショッピングを提供できる」と述べている。またVisaは、米商業改善協会(BBB)とも安全なオンラインショッピングのため連携を強化しており、年末商戦へ万全の体制を図る。
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(2000/12/5)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]