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■URL
http://www.istinc.co.jp/jar/jar_sum/jar0023.html
日本リサーチセンターとアイ・エス・ティは5日、共同で実施しているインターネット視聴率調査の要約版となる「JAR要約レポート VOL.0023」を発表した。10月9日から11月5日におけるウェブの利用動向と視聴率の上位サイトが掲載されているほか、掲示板系の上位サイトについて、今年1年間のランキングの変動がまとめられている。
これによると、「コミュニティ・掲示板系」のジャンルでは、「tcup.com」が今年初めからトップを独走。同調査の総合指標であるJARの数値で、2位以下の「otd.co.jp」「jp-net.ne.jp」「2ch.net」「gokinjo.net」などを大きく引き離していた。しかし4月以降、2ch.netが急激にJARを伸ばし、最新の調査ではわずかながらtcup.comを抜いてトップに躍り出た。JAR要約レポートのサイトには、これら5つのサイトの動きがグラフ化されており、2ch.netの躍進が一目でわかる。日本リサーチセンターのアナリストは「掲示板のサイトとしては、今年は2ch.netの年だった」としている。
レポートではまた、こういったインターネットのコミュニティサービスについて、先日の内閣不信任案の採決後、掲示板サイトに掲載された意見を挙げ、「メディアで報道され、編集された意見よりも、皮膚感覚に近く『当たっている』ものが多かったように感じた」と指摘。「政治家や経営者や投資家が血眼になって掲示板の発言を読み『便所の落書き』が社会を動かす時代がもう目の前に来ているのかもしれない」としている。
(2000/12/5)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp / akaike@tym.fitweb.or.jp]