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http://www.qualcomm.com/cda/pr/view/0,1565,447,00.html
携帯電話開発大手の米QUALCOMMは5日、同社の開発したCDMA技術をベンチャー企業がライセンスしやすくするための新しい契約方法を発表した。この契約方法では、通常の契約方法のように前金を現金で支払うのではなく、そのベンチャー企業の株をQUALCOMMに譲渡することが含まれている。この新しい契約方法は、これまでQUALCOMMが行なってきた契約を何ら影響するものではない。
この試みについてQUALCOMMの上級副社長Steve Altman氏は「われわれの標準的なCDMAライセンス契約は数百万ドル規模の前金の支払いを要求するだけでなく、製品を出荷し始めると同時にロイヤルティーの支払いをも要求するものだ。優秀なエンジニアの才能とアイディアを持っている、ごく初期の段階にあるベンチャー企業は、われわれとCDMA技術のライセンス契約を結びQUALCOMMとより近い関係を確立したいと思うに違いない。これらの企業は通常資金を当面の研究開発のために使いたいと思っており、契約金として支払いたくはない。そのような場合QUALCOMMは現金の代わりに株式を受け取ることになるだろう」と述べた。
QUALCOMMは、既にこの新しい契約方法によって2つのベンチャー企業から株式を受け取っており、他の数社とも交渉していることを明らかにしている。
(2000/12/6)
[Reported by taiga@scientist.com]