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■URL
http://www.jp.ibm.com/NewsDB.nsf/2000/12072
日本アイ・ビー・エム株式会社(以下IBM)は、e-マーケットプレイス構築用ソフト「WebSphere Commerce Suite MarketPlace Edition」(以下「MarketPlace Edition」)を、12月22日から出荷すると発表した。
これは同社が展開する、Javaを基盤としたe-ビジネスシステム構築用製品群「WebSphere Commerce Suite」シリーズに、新たに追加されたものだ。比較的小規模なマーケットプレイス構築を対象として、オークションやエクスチェンジ、価格交渉といった取引モデルを可能にする。また会員管理機能や入落札・契約用の電子文書交換システムなども付加している。Java、XML、LDAPなどの標準化された技術を採用しているため、企業の持つ基幹システムとの連携や、企業間、およびe-マーケットプレイス間での連携などが可能になっている。価格は1プロセッサーあたり1,787万5千円。
IBMでは、これまでパートナーであるAribaの製品をメインとしたマーケットプレイス構築を行なってきていた。今回の「MarketPlace Edition」は、企業内や関連会社同士など比較的狭い範囲、いわば“プライベート・マーケットプレイス”的なシステム構築に適用され、大規模システムでは引き続きAribaなどの製品で行なっていくという。小規模なマーケットプレイスの場合、同製品を使うことで費用の大幅削減や、構築期間の短縮を実現させる方向だ。
(2000/12/7)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]