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■URL
http://www.syncml.org/news.html
http://www.syncml.org/downloads.html
Ericsson、米IBMらで構成される「SyncMLイニシアティブ」は7日、SyncML仕様1.0を公開した。また仕様の実装例となるツールキットも同時に公開された。SyncMLは、さまざまなデバイスの中のデータをシンクロナイズさせるための一連のプロトコルで、SyncMLイニシアティブは今年2月に結成されて以来、仕様確定のための活動を続けてきた。このSyncMLイニアティブに参加しているのは、Ericsson、IBMのほか、Lotus、Matsushita、Motorola、Nokia、Palm、Psion、Starfish Softwareなどの企業だ。
SyncMLを採用した製品やサービスは、簡単に相互にデータを交換することができる。例えば個人的に設定した情報や、スケジュール、インターネット上のカレンダー、企業内の連絡先情報などを携帯電話やノートパソコン、あるいは企業内のサーバーと簡単にシンクロナイズさせることができることが可能だ。SyncMLでは、この通信のために赤外線通信、Bluetooth、HTTP、WAP、などをサポートしており、これらの通信を利用するためにどこか特定のメーカーのデバイスに依存することはない。
この発表に伴い、fusionOneなどがSyncML対応サーバーなどを発表しているが、SyncMLに対応した製品やサービスが本格的に商用化されるのは2001年の第1四半期ごろになるものと思われている。
(2000/12/8)
[Reported by taiga@scientist.com]