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■URL
http://www.oracle.com/corporate/press/505756.html
米Oracleは11日、eビジネス向けWWWサービスの開発や管理を可能にするフレームワーク「Oracle9i Dynamic Services」を発表した。これは、ポータルサイトや無線インターネット、イントラネットなどで使うWWWサービスを開発可能にするもので、すぐに利用可能なことから、同社では「.NOW」と呼んでいる。
Oracle9i Dynamic Servicesは、eビジネス向けのWWWサービスとアプリケーションを統合するプログラミング環境と管理のフレームワークを提供する。その鍵となるのは、JavaやXMLといった標準技術に基づいていること。米Microsoftが主導し策定を進めている企業データのレジストリ「UDDI」や、WWWサービスを連携するプロトコル「SOAP」などの最終仕様が策定された際には、これらも取り入れる予定だ。
Oracle9i Dynamic Servicesにより、開発者はWWWサイトに接続して情報を集めたり、コンテンツをデータベース化したり、使用する機器に応じて配信する情報をパーソナライズするといったWWWサービスを開発できるようになる。同社では、これを使って開発可能なサービスの例として、通貨換算や旅行予約、見積もりや入札の要求、翻訳、医療や保険などの請求処理、配送サービスなどを挙げている。
Oracle9i Dynamic Servicesは無料で、Oracle社のデータベースとともに即日出荷開始された。さらに同社は、開発キット「Oracle Dynamic Services Development Kit」を12月18日の週から無料で配布開始する予定だ。
(2000/12/12)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]