【新製品】

米Microsoft、「Windows Media 8」ベータ版を発表~圧縮率をアップ

■URL
http://www.microsoft.com/windowsmedia/quality8/
http://www.microsoft.com/presspass/press/2000/Dec00/WMF8LaunchPR.asp

 米Microsoftは12日、インターネット配信向けのストリーミングメディアの新版「Windows Media Audio 8」および「Windows Media Video 8」のベータ版を発表した。 新版では、新しい圧縮技術を採用し、Windows Media Player 7および6.4との互換性を維持しながら、Video 7と比べて圧縮率を大幅に高めたという。

 圧縮率の向上により、Video 8では、250Kbpsの通信速度では、VHSに近い画質のストリーミング動画を解像度320x240で24フレーム/秒で、500Kbpsの通信速度では、DVDに近い画質を持つ解像度640x480で24フレーム/秒の動画を配信できるようになる。

 Audio 8では、CDに近い音質の楽曲をMP3フォーマットに比べて約1/3の容量に圧縮でき、携帯型プレーヤーやPCに格納できる楽曲数が3倍に、ダウンロード時間が60%高速になる。また、ストリーミングの場合でも48Kbpsの通信速度でもCDに近い音質で、64KbpsではCDと同等の音質で再生できるため、携帯機器向けの音楽配信にも対応しているという。

 Windows Media Player 7のユーザーは、Audio 8コンテンツをそのままで再生可能で、Video 8コンテンツを自動更新機能により再生できるようになる。コンテンツ制作者向けには、「Windows Media Encoding Utility」ベータ版を12月15日に配布開始する予定。なお、Windows Media 8はWindowsの次期版OS「Whistler」(開発コード名)に搭載される予定。

(2000/12/13)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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