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http://ciscopr.combio.com/dlls/fspnisapi.dll?pagename=fulltxt&STORYID=351
米Cisco Systemsは14日、未公開企業の米ExiO Communicationsを買収することを明らかにした。両社合意のもとでCiscoは約1億5,500万ドル相当のCisco普通株式とExiOのほとんどの株式とオプションとを交換することになる。
ExiO Communicationsは、CDMA技術によって室内における企業内ネットワークを無線で構築する技術を開発している。この買収によってCiscoは次世代のCDMA技術に基づくワイアレスネットワーク市場に参入する戦略を強化できるようになる。また、ExiO Communicationsの無線技術によるソリューションは、CiscoのモビリティーとVoIPサービスを統合する基本技術に基づいており、その戦略を強化するものとも考えられる。
モバイルワイアレスインターネットは非常に大きく、かつ急速に広がる市場だと思われており、2004年にはこの分野の利用者は10億人に達すると予測されている。第三世代のワイアレスネットワークは現在のインターネットプロトコルを基盤にし、その上で現在存在しているインターネットと徐々に統合していくだろうと思われているので、ExiO Communicationsの買収は完全に統合したネットワークを構築するためのソリューションを提供するというCiscoの戦略上意味深いものと言えよう。
(2000/12/15)
[Reported by taiga@scientist.com]