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宝島社は、インターネット接続サービス「twn.ne.jp」を開始した。料金は、ネット接続もコンテンツも使い放題で月額2,500円。接続だけでなくコンテンツも使い放題とするのは日本初となる。アクセスポイントは全国131都市、184アクセスポイント。運営は宝島社の子会社の宝島ネットワークが担当する。
コンテンツは、大手ISPにも提供している「宝島チャンネル」や「宝島城」などでの有料コンテンツが無料で使い放題だ。トータルで全17ジャンル、約1,300本のコンテンツが楽しめるうえに、ネットもつなぎ放題ということで、かなりのお買い得感がある。特に占いコンテンツは60種類もあり、他のISPで1回300~500円かかる占いも思う存分、無料で楽しめるので、占い好きの女性にはうれしいサービスといえそうだ。このほか、無料ホームページサイト「hello.co.jp」のノウハウを活かし、1人10MBまで無料でホームページが持てるホームページ制作サービスも提供する。
「twn.ne.jp」では、来春には1対多人数や音声によるチャット機能を持つコミュニケーションツール、また人工知能がユーザーに代わって質問を投げかける自動検索システム「リクエストメール」などのサービスも開始する。初年度売上20億円、会員数40万人確保を目指す。
コンテンツ主義のISP「twn.ne.jp」の出現は、インターネット人口が拡大普及期に突入している中で、ISP事業者はただ、ネット接続を提供するという時代から、ネットを利用しその世界を楽しめるエンターテインメント性に富んだサービスを提供する時代への変容を求められていることを如実に示しているのではないだろうか。
(2000/12/18)
[Reported by moriyama@impress.co.jp]