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■URL
http://www.ipa.go.jp/security/topics/alert121218.html
情報処理振興事業協会(IPA)は、最近急増しているメールウィルスに関して、クリスマスや正月にはさらに気を付けるよう警告を出し注意を呼びかけた。
メールで感染するウイルスには、「W32/Ska」(Happy99)、「Melissa」、「LOVE LETTER」(I Love You)、「MTX」、「Navidad」などがあり、友人や知人などから送られたメールに添付されたウィルスファイルを実行してしまうことで感染し、勝手に、あるいはメールを送るたびに友人や知人にウィルスを送信してしまう。いずれも感染した人が意図せずにウィルスを送ってしまうところからウィルスの蔓延が速く被害が急増している。
ウィルスの対策方法としては、従来から「添付ファイルを不注意に実行しない」ということがあげられていたが、この時期はクリスマスカードや年賀状の画像をメールに添付して送受信することが多いため、「ウィルス付きのメールを不用意に実行しやすい可能性が高い」ことから改めて今回の警告が出された。
なお、21世紀を狙った新たなウイルスが蔓延したり、クリスマスや正月にのみパソコンを使うユーザーにより、過去に蔓延して現在はおさまっているウィルスが、再び蔓延しだすこともありえる。特に年末年始を長期休暇にする企業の場合には仕事始めに大惨事を起こさぬよう前もって計画しておこう。
(2000/12/19)
[Reported by ymasa@wizvax.net]