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■URL
http://www.tfm.co.jp/wakamono/
株式会社エフエム東京(TOKYO FM)は、「TOKYO FM 若者ライフスタイル分析2000-2001」を公開した。この調査は、TOKYO FMのリスナーである若者のライフスタイル変化を描き出すことを目的に、TOKYO FMの聴取層を対象に毎年実施しているマーケティング調査だ。
調査結果によると、「インターネットを始めてから減った時間」では、「テレビを見る時間」を挙げた人が最も多く、次いで減っているのは「睡眠時間」や「新聞や雑誌を読む時間」。特に20代社会人では、「テレビを見る時間」を挙げた人が、未婚男性62.8%、女性55.8%、既婚者男性が64.3%、女性で70.6%となっており、TOKYO FMでは、20代社会人は未婚・既婚、男女を問わずインターネットが従来の生活時間の一部に侵食している様子がうかがえると分析している。
ほかにも調査では、インターネットに関する興味深い結果が出された。インターネットの持つ匿名性や不特定多数とのコミュニケーションという性質についての評価では、プラス面として「誰もが対等な立場で情報発信・収集できるのでよい」「普段は出会えないような人と知り合えるので面白い」といった項目が評価されている。詳しく見てみると、同じ20代でも「誰もが対等な立場で情報発信・収集できるのでよい」と答えているのは未婚男性が55.8%と高いが未婚女性では20.9%、逆に「普段は出会えないような人と知り合えるので面白い」では、未婚女性の58.1%に対し、未婚男性が34.9%と、インターネットのプラス面における性別間のギャップも明らかになった。マイナス面では「相手の顔が見えないので信頼性にかける」が最も多く、特に女子大学生では69.2%にも達しているなど、インターネットがブラス・マイナス両面を併せ持つメディアとして認識されているとしている。
調査は、株式会社ビデオリサーチ保有の調査モニター1都3県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)に在住の12~34歳の男女(ただし中学生以上)を対象に郵送留置法で行なわれた。標本数は815人(男性364人、女性451人)。調査期間は2000年7月28日から8月8日。
(2000/12/19)
[Reported by moriyama@impress.co.jp]