【調査結果】

米Andersen Consultingと米Goldman Sachs、それぞれ年末商戦の調査報告

■URL
http://newsroom.ac.com/news/dynamicpressrelease.cfm?ID=161
http://www.pcdataonline.com/press/pcdo121900.asp

 今年のホリデーシーズンにおけるオンラインショッピングについて、大手会計コンサルティングの米Andersen Consultingと大手投資銀行の米Goldman Sachsが19日、それぞれ調査結果を発表した。数値幅は異なるものの、いずれも昨年よりもオンライン購入者が増加すると予測している。

 Andersenの調査によると、オンラインでの購入は実店舗での購入と連動しており、米国のインターネット利用者は、それぞれでの購入に300ドルづつ費やしているとの結果が出た。AndersenのパートナーであるAngela Selden氏は「今年のホリデーシーズンには、大手小売り業者にとってショッピングサイトは付加的なものでも試験的なものでもなくなった」と分析する。オンラインショッピングを利用する理由としては、利便性(73%)、実店舗での混雑を避けるため(69%)、時間の節約(63%)を挙げている。

 一方、Goldman SachsとPC Dataの調査によると、家庭のインターネット利用者が10月30日から12月10日までの間に、オンラインショッピングで費やした費用は72億ドルで、前年同期の33億ドルに比べて115%増。しかし、12月第2週の支出は15億ドルで、前年同期の12億5,000万ドルに比べて24%増にとどまったという。同社アナリストのAnthony Noto氏は「12月第2週には、オンライン販売が予測よりも急速に初めて減速した。12月第1週までの合計では前年同期に比べ170%増だったが、第2週までの合計では115%増に減少した。これは予測を大幅に下回る。今年のホリデーシーズンにおけるオンラインショッピングの売上は、我々の予測を下回る、前年比50%から100%増にとどまる見込みだ」と予測している。

(2000/12/20)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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