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■URL
http://www.nmpa.org/pr/internetroyalty.html
米音楽出版社協会(NMPA)は20日、インターネットを介してダウンロード配布およびストリーミング配信されるデジタル音楽について、著作権使用料率を定めるよう米著作権管理局に申請したと発表した。米レコード協会(RIAA)も11月29日に同様の申請を行なっており、NMPAはRIAAと年内に合意に至る予定だったが、今週、両者の協議が行き詰まったため、NMPAは独自に申請したとしている。
NMPAは米国大手の音楽著作権管理団体で、会員企業800社以上が加盟している。傘下の音楽ライセンス組織Harry Fox Agency(HFA)は、2万6,000人の音楽出版社の代表と、各社に所属する15万人の作詞作曲家を代表する団体。一方のRIAAは、米国の5大レコード会社を代表する団体。
RIAAと個別に申請したことについて、NMPAのEdward P. Murphy社長兼CEOは「レコード業界と20日間にわたって協調的な協議を続けた後、このような事態になり大変残念だ」とし、さらに「我々は、作詞作曲家やアーティストの創作活動を支援する著作権を保護して、音楽配信の利益を分配したい」と語っている。
(2000/12/22)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]