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第1位 | 自殺関連サイトが大きな波紋(12月) |
第2位 | 600万人以上もの個人情報が流出した史上最大のハッキング事件(12月) |
第3位 | “ハングル.com”ドメイン登録に申込殺到(11月) |
第4位 | 南北離散家族、インターネットでも再会の感激(8月) |
第5位 | 竹島(韓国名:独島)問題で“韓日ハッキング戦争”(6月) |
第6位 | インターネット証券取引が全体の59%に(7月) |
お隣の国、韓国でもインターネットが有効に使われるようになったと同時に、これを悪用した事件も多く発生している。そんな中で社会的なニュースとして注目されるのは、4位に挙げた南北関係の改善だろう。インターネットも、再会シーンのネット中継や南北離散家族の情報交換にネット上の掲示板が利用されるなどの貢献をした。
一方、ネット上での情報交換が加速化した結果、めぐりあってはならない人たちが出会ってしまった事件が起きている。12月にインターネットの自殺サイトで知り合った者同士が、金銭を受け取って殺害する“嘱託殺人”が発生した。同じく12月には、インターネットの自殺サイトで知り合った20代の男性2人が、実際に服毒自殺する事件も発生している。
竹島(韓国名:独島)を日本固有領土と記録した日本外務省の「2000年度版外交請書」発刊という政治的問題で、互いの国の関連サイトに誹謗中傷の大量掲載やハッキング攻防戦といったことも発生した。
そして世界的に急増している、猥褻物など違法物流通販売や通信詐欺、ハッキング、ウイルス流布などのサイバー犯罪だが、この12月には個人情報流出規模としては史上最大のハッキング事件が起きた。情報課の高校生が国内46のインターネットサイトをハッキングし、600万人以上もの個人情報を盗み出して金品を要求するといったことが起こっている。
6位としたが、インターネット証券取引の割合が全体の59.0%を占め、特にコスダック市場では74.1%にも達しているのも注目だ。証券口座数も324万4,000個を超え、日本の「インターネット証券は儲からない」というのはどこ吹く風といったところか。
(2000/12/27)
[Reported by ちびあゆ]