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■URL
http://www.ntt-east.co.jp/release/0101/010118b.html
http://www.ntt-west.co.jp/news/0101/010118b.html
NTT東日本とNTT西日本は18日、ADSLサービスの料金体系を見直し、回線終端装置の売り切り制を2月1日より実施する予定だと発表した。ADSLモデムなどの回線終端装置をユーザーが買い上げることができるほか、東西NTTが行なっていた初期工事の一部をユーザー自身で行なうことも可能になる。
例えばフレッツ・ADSLのこれまでの料金体系では、サービス利用料、屋内配線レンタル料、回線終端装置レンタル料の3項目をまとめて、月額料金4,600円として扱っていた。これに対して新料金体系では、サービス利用料4,050円、屋内配線レンタル料60円、回線終端装置レンタル料490円の3項目に細分化される。ユーザーは、屋内配線と回線終端装置をレンタルするか買い上げるか選択できるようになり、買い上げた場合は、月額料金はサービス利用料の4,050円だけになる。
また、初期工事費についても同様で、例えばフレッツ・ADSLにおいて、これまで1万6,500円必要だったものが、ユーザー側で回線終端装置と屋内配線の工事を行なう場合、東西NTTに支払う工事費は2,800円だけになるとしている。
今のところ、モデムは東西NTTが指定した機種に限定され、価格も2万円程度になる見込みだ。また、現時点では、アナログモデムのように他事業者のADSLサービスとの互換性が保証されていないうえ、東西NTTのサービスに限っても、利用する地域が変われば使用できなくなる場合もあるという。一般ユーザーにとっては、しばらく様子を見るのが得策と言える。
なお、ユーザー工事については、モデムのレンタルを選択した場合でも可能だ。ある程度知識のあるユーザーにとっては、コスト面で大きなメリットがあるだろう。
(2001/1/18)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]