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【通信事業】

日本テレコム、2月よりADSLサービスを本格提供

■URL
http://www.odn.ne.jp/infoodn/j-dsl/index.html (ODN J-DSLプランの案内ページ)
http://www.japan-telecom.co.jp/PRdept/news/nr010122.pdf (発表資料)

 日本テレコムは、2月からADSLサービス「J-DSL」の本格提供を開始する。ODNのADSL接続プランを用意する。また、他のISP向けにADSL回線を提供するサービスも開始し、NTT東西の「フレッツ・ADSL」に対抗する。

 「ODN J-DSLプラン」は、G.lite AnnexCのADSL規格に準拠するもので、最大速度は下り1.5Mbps/上り512kbps。スペック面ではNTT東西などのADSLサービスと代わり映えしないが、サービスエリアとして開始当初から北海道や宮城県などが含まれているのが注目される。2月1日時点で札幌市の2局、仙台市の4局で提供を開始するほか、3月末までに北海道で全25局、宮城県で全20局を開局する予定だ。NTT東日本では今のところ首都圏以外の県庁所在地への展開は4月以降、イー・アクセスなど他のADSL回線事業者も東京、大阪など大都市圏に止まっている。北海道/東北地方でのサービスでは、日本テレコムが先行することになる。

 料金は、個人向けの「J-DSLパーソナル」が月額6,300円、ビジネス向けの「J-DSLオフィス」が月額5万5,800円(ともにモデムレンタル料500円を含む、電話と回線を共用する場合)などとなっている。J-DSLオフィスでは、8個のグローバルIPアドレスが固定で割り当てられる。

 ISP向けに提供するのは、「J-DSLアクセス型IPデータサービス」。既存のISPのユーザーが、同社のADSL回線を利用してインターネット接続が行なえるようになる。すでに@niftyへの回線提供が決定しているという。ユーザー料金は、各ISPが個別に設定する。

 日本テレコムでは、同サービスをフレッツ・ADSLの対抗商品として位置づけている。J-DSLアクセス型IPデータサービスでは、サービスを提供する全国の電話局を、日本テレコムのIPベースネットワーク「PRISM」で接続。これにより、ISPはPRISMに1カ所で接続すれば、J-DSLの提供エリア全域でADSL接続サービスが展開できるとしている。フレッツ・ADSLでは、道府県単位の「地域IP網」で電話局を束ねていたため、ISPは都道府県単位でこれに接続する必要があった。

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(2001/1/23)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


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