【調査】

政府系サイトのアクセス少ない日本 ~メディアメトリックスの調査より

■URL
http://jp.mediametrix.com/home.jsp

 ジュピターメディアメトリックス株式会社のメディアメトリックス部門は、同社が毎月まとめている「デジタル・メディア利用者動向調査」の結果をもとに、「政府系ドメインリーチグローバルランキング」を発表した。

 この調査は2000年12月に行なったもので、9ヵ国の政府関連サイト(米国の「.gov」、オーストラリアの「.gov.au」など)のユニークビジター数と、それに伴うリーチ率をまとめている。

 これによると、政府関連サイトにユーザーが最もアクセスしているのはオーストラリア。インターネット利用者数676万人のうち、政府系ドメインのユニークビジター数が173万人、リーチ率では25.6%と、最も高い数字となった。一方、一番低いのはドイツ。利用者数1,169万人のところ、政府系ドメインのユニークビジターは116万人、リーチ率は9.9%となっている。日本はドイツに次いで低く9ヵ国中8番目で、利用者1,792万人中ユニークビジターは250万人、リーチ率14.0%という結果が出た。
 そのなかで多くアクセスされているドメインとしては、1位が旧郵政省での「mpt.go.jp」で、ユニークビジター数91万人、リーチ率5.1%となっている。2位が日本中央競馬会の「jra.go.jp」、3位が「インパク」の「inpaku.go.jp」だ。

 メディアメトリックスではこの結果から「日本の政府系サイトは諸外国と比べて認知度やアピール度に欠けるのでは」という見方ができるとしている。その一方で、省庁再編成と「インパク」が併せて登場した1月以降のデータが、どう変化するかにも注目する方向だ。

順位

国名

デジタルメディア利用者総数(万人)

政府系ドメインユニークビジター数(万人)

政府系ドメインリーチ(%)

1

オーストラリア

676

173

25.6

2

カナダ

1,272

312

24.5

3

アメリカ

7,830

1,796

22.9

4

デンマーク

195

43.6

22.4

5

スペイン

376

76

20.2

6

フランス

683

121

17.7

7

イギリス

1,265

199

15.7

8

日本

1,792

250

14.0

9

ドイツ

1,169

116

9.9

(2001/2/5)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


INTERNET Watchホームページ

INTERNET Watchグループinternet-watch-info@impress.co.jp