【業界動向】

米SONICblueが米ReplayTVを買収する意向を表明

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http://www.sonicblue.com/default.asp?menu=Press_Room&sub_menu=&ID=461

 米SONICblue(旧社名S3 Diamond MultiMedia)は1日、米ReplayTVを買収する意向を表明した。それによるとSONICblueは1,600万株相当の普通株、オプション、ワラントを発行し、ReplayTVのすべての株式と交換する計画で、その結果としてReplayTVはSONICblueの完全子会社となる。しかし、この計画が完了するには両社の株主の了解を得ることや、買収交渉が完全な合意に至ることが必要だ。

 この計画についてSONICblueの会長兼CEOであるKen Potashner氏は「われわれはRioブランドによってデジタルオーディオの世界でリーダーシップを確立した。今、ReplayTVを加えることによって、われわれはネットワークホームエンターテインメントの分野で良い位置につくことができる。また、我々はコンテンツ配信業者と提携して、消費者に最高のデジタルエンターテインメントを提供することを計画している」とコメントした。

 ReplayTVはパーソナルビデオレコーダーの世界では草分け的な存在で、まだこの技術の概念が普及していなかったころにNetscapeの共同創業者でやるMarc Andreesen氏が投資をしたことで一般にその名を知られるようになった。当初からパーソナルビデオレコーダーのハードウェアを一般消費者向けに製造していたが、同業のTiVo社とのし烈な競争があり、最近ハードウェア製造事業からは撤退し、電子番組表や技術のライセンス業に会社の戦略を転向していた。

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(2001/2/5)

[Reported by taiga@scientist.com]


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