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「6.0」の画面で「ウェルカム」「チャンネル」「AOLメディアプレイヤー」「IM」を開いた状態
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「AOL6.0」では、まず接続して最初に目に入る「ウェルカム」画面やツールバーなどに、大きく変更が加えられた。これまではアイコンやボタンを多用し、グラフィカルな印象が強かったが、「6.0」では文字での表記を重視し、例えばポストに入ったメールのアイコンの脇に「メールを読む」と併記されているなど、言葉ですぐにわかるようになっている。またツールバーからボタンを1クリックすることで、メールの受信・作成、IM(インスタントメッセージ)送信、チャット参加などが可能となり、使い勝手は向上している。
さらに大きく変更されたのが、各コンテンツの入り口となる「チャンネル」。以前は単独のウィンドウだったが、今回から常駐型のバー表示となり、今いるところから他のコンテンツへのアクセスが容易となった。また以前は19だったチャンネルを17に変更している。
「6.0」の大きな特徴に、AOLのWebとの連携がある。例えば新登場した「Myカレンダー」というスケジュール機能では、「6.0」で入力した予定をWebから閲覧・編集できる。またメールの送受信やアドレス帳、気に入ったエリアを登録できる「Myリスト」も、AOLのWebから閲覧・編集可能だ。これらの機能ではWebと「6.0」間で自動的に同期がとられるのがポイント。日本ではまだ本格展開していない「AOL Anywhere」(どこでもAOLのコンテンツを利用できることを狙う、AOLの世界戦略)のサービスが本格化した際、この連携機能が大きくクローズアップされるだろう。
また「AOLメディアプレイヤー」というマルチメディア再生ソフトが追加されたのも特徴だ。これまでは音声・動画コンテンツの再生の際、新たにプレイヤーソフトをインストールする必要があったが、これで「6.0」のインストールのみで再生が可能となった。初心者向けをうたう同社らしい機能追加といえるだろう。実際の機能はRealPlayer8.0と同等となる。また電子メールのソート機能や、IMでの不在メッセージといった機能も追加されている。
「AOL6.0」は2月15日の配布開始時はWindows版のみ。Macintosh版は「『Mac OS X』への対応を検討しているが、OS自体のリリース時期の問題もあり、まだ回答できない部分が多い」という。Webサイトとの連携サービスも、2月15日からのスタートを予定している。
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(2001/2/6)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]