INTERNET Watch Title
Click

【通信事業】

メディアエクスチェンジ、トラフィック量に応じた
従量制の料金体系も導入

■URL
http://www.mex.ad.jp/

 メディアエクスチェンジ(MEX)は6日、同社のハウジングサービスとインターネットエクスチェンジ(IX)サービスについて、トラフィック量に応じた従量制の料金体系を4月1日より導入すると発表した。

 これまでの料金体系では、ポート利用料としてインターフェイスの種別ごとに定額料金が設定されていたため、トラフィック量があまり多くない期間は実際の利用量に対してコスト負担が大きくなってしまうことがあった。MEXでは今回、従量制を導入することで、従来の固定料金体系と合わせて2つの料金体系を用意。サイトを立ち上げたばかりのユーザー企業に配慮するなど、多様化する利用状況に対応したとしている。料金体系は、ハウジングサービスの場合は流入トラフィックと流出トラフィックの月間平均量の合計に応じて、IXサービスの場合は流入トラフィックと流出トラフィックの月間平均量の多い方に応じて算出される。

 MEXではまた、従量制を導入する4月から5月ごろをめどに、バックボーンの強化も図る。まず、東京と大阪のNOC間を現在のOC-3から622MbpsのOC-12に移行するほか、東京-名古屋-大阪間もOC-12で接続。さらに東京-大阪間についてはOC-12を二重化する計画で、これにより、東京-大阪間のバックボーンは名古屋経由も含めて約1.6Gbpsに増速されるとしている。データセンター施設についても、規模の拡大を図るほか、今後はダークファイバーを利用することで各都市にも拡大。データセンターの地理的分散を図る。現在、札幌、金沢、高松の3都市への設置が計画されている。

 このほか、サーバーの新監視システムの導入も進めている。オムニサイソフトウエアが開発したネットワーク管理ソフトを利用したもので、トラフィックや遅延などネットワーク部分のほか、ハウジングした機器の消費電圧やラックスペースの温度/湿度といった環境面、ドアの開閉といったセキュリティ面も監視できるという。

(2001/2/6)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


INTERNET Watchホームページ

ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp