【新サービス】

リクルート、転職サイトを統合し「リクナビキャリア」を開始

■URL
http://career.recruitnavi.com/

リクナビキャリアへ  株式会社リクルートは、同社の求人・転職情報サイト「Digital B-ing」および「Sim Career」を統合し、新たに転職サイト「リクルートナビ キャリア」(以下「リクナビキャリア」)として、2月7日午後から運営を開始する。
 これは従来、広く求人情報の検索・提供を行なってきた「Digital B-ing」と、会員制で匿名の匿名の求人相談サービスを中心とした「Sim Career」の2サイトを統合することで、個人が最適な仕事を見つけるための総合転職支援サイトとして拡充を図るものだ。単なる求人情報サイトに終わらず、個人のキャリアデザインのサポートまでを視野に向けた展開を予定しているという。なお旧2サイトの登録会員は、そのまま「リクナビキャリア」の会員として移行される。

 「リクナビキャリア」で新たに追加された機能は、まず「適職診断コーナー&適職検索」。総合的に個人の適性や仕事能力を判断する「適性診断テスト」や「コンピテンシー診断テスト」が無料で受けられ、その結果をもとに自分に合った求人情報が閲覧できる。個人のスキルのみならず、性格や仕事へのモチベーションといった観点を含めて適切な求人情報を提案できる点は、このサイトの大きな特徴といえる。
 もちろん求人情報の検索は、「リクナビキャリア」でも健在だ。こちらは検索項目が大幅に強化され、約1,000個の項目から、きめ細かい検索が可能となっている。「ストックオプションあり」「独立支援制度あり」など、現在の求職ニーズを反映する要素が「こだわり検索」として追加された点もある。
 また「今すぐ転職したいわけではないが、気になる会社がある」という場合、その会社を登録しておくと、該当する会社が求人を始めた時にメールで知らせが届く「ブックマーク/メール配信」といった機能も登場。「Sim Career」から引き続き提供される「匿名打診」や「スカウト」などの機能と合わせ、よりきめ細かい対応が可能となった。求人情報コンテンツの提供先が13サイトとなり、求人情報を提供する企業側には、より幅広い場所での求人告知が可能になるという面もある。

 リクルートでは旧2サイトのデータから、「リクナビキャリア」のスタート時会員数を22万人、年間利用ユーザー数をのべ240万人、年間求人掲載数をのべ19万件と概算。今後1年間で会員数を50万人、利用ユーザー数を400万人、また求人掲載数は39万件を目標に拡大を図っていく。

(2001/2/6)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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