【新製品】

クリックするだけでその語句の付加情報が見られる「RichLinkV3.0」

■URL
http://www.richlink.com


色が付いている語句をクリックするとポップアップ画面が現れ、詳細な情報が得られる

 米Sentiusは、Webページの文脈に沿った関連情報を自動的にオンラインドキュメントに付加するソフト「RichLink」の新バージョン「RichLinkV3.0」を発表した。

 「RichLink」は、ユーザーがWebページ上の語句をクリックするだけで、その語句の定義や解説、画像、音声、映像などの付加情報をポップアップ画面で表示するソフト。データベースには8カ国語、計62の言語データベース約300万語、金融、航空宇宙、バイオテクノロジー、法律など19分野の英和産業別専門用語90万語を収録している。V3.0では、NetscapeやInternet Explorerなどの標準的なブラウザー上でプラグインなしで利用できるほか、日本語や動画・音声などマルチメディアへの対応を実現している。日本語対応では日本語文に混じった英単語へのリンクを可能にしたほか、スペース、タブなどで区切られた単語への日本語文書の処理を可能にしている。2001年の第1四半期中に限定的な日本語文書処理機能を提供予定で、最終的には2001年後半までに完全な日本語文書解析機能の提供を予定しているという。

 Sentius社CEO、Marc Bookman氏は「複雑な製品を提供する企業が迅速に適切な情報をユーザーに届けることにより、コスト削減や製品セールスに繋がる」とし、主要なターゲットは金融・医薬品・IT企業であると語った。

 価格はシステム内容や技術的な必要条件によって異なるが、500万円~5,000万円ほどだと言う。料金体系はソフトウェアやホスティング・サービス使用に対するサービス料と年間ライセンス料、使用する各データベースに対するライセンス料で構成される。

 RichLinkを導入している日本での主な企業は朝日新聞社、セイコーエプソン、@ニフティ、ソニー、ジェトロなど、コンテンツ・パートナーにはノヴァ、ウェブマスター、研究社などがあげられる。

(2001/2/6)

[Reported by tanimoto@impress.co.jp]


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