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■URL
http://expo.nikkeibp.co.jp/netcom21/
日経BP社の主催によるネットワークシステムの総合展示会「NET&COM21」が「情報ネットシステムで21世紀を勝ち残る」をテーマに幕張メッセで開催されている。過去最大の331社が出展し、“情報ネット・システムで21世紀を勝ち残る”ための製品やサービスなどを紹介している。会期は9日までで入場料は1,000円。
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賑わう「ネットワーク最前線」のブース |
「NET&COM21」では、ブロードバンド時代のネットワーク構築に役立つ製品やサービスを展示する「システム・ソリューション・ゾーン」、EC構築・運用に関するソリューションを展示する「ECソリューション・ゾーン」、企業情報システムを構築するための製品やサービスを展示する「システム・ソリューション・ゾーン」、JETROが主催する「国際テクノビジネスフォーラム2001」の一環として設置されている「インターナショナル・ゾーン」の4つのコーナーに分かれている。本記事ではこれらの中からいくつかの展示を紹介する。
来場者の注目を集めていたのは、ネットワーク技術の展示やデモが行なわれている「ネットワーク最前線」のブースだ。「ネットワーク最前線」には、無線LANやHomePNAなどを活用してインターネットに接続したホームネットワークを体験できる「ホームネットワーク体験ゾーン」とEthernet上で内線電話システムを構築する企業内電話ネットワークが体験できる「IP電話ソリューション体験ゾーン」の2つのコーナーがある。
IPv6対応ホームルーター「SJ6」 |
特に注目したいのは、「ホームネットワーク体験ゾーン」に松下電送システムが参考出品しているIPv6対応ホームルーター「SJ6」だ。「SJ6」の特徴は、IEEE1394による情報家電の接続やIEEE802.11bによる高速無線通信、100base-T Ethernetにより従来のPC接続も可能となるなど3つのインターフェイスを搭載している点だ。なお、セキュリティはIPSecに対応。ブースでは、ルーターを介して、外部の映像サーバーに蓄積されている映像(MPEG-4)を取り込み、マルチキャスト方式で2台のテレビに配信するデモンストレーションが行なわれている。松下電送システムでは「製品化の目途はまだ未定」としている。このほか、Bluetooth対応アクセス・サーバーを使ってPDAやPCからサーバーにアクセスする「Bluetooth」のデモンストレーションも同ゾーンで行なわれており、来場者の注目を集めていた。
また、サービス系では、クレイフィッシュのホームページ作成や電子メールだけでなくスケジュールやアドレスなどの個人情報もWeb上で一元管理できる新サービス「クレイフィッシュM27」に注目だ。ブースでは同サービスの概要を公開している。「クレイフィッシュM27」は個人向けポータルエディター「M27-100」(月額100円~)と企業Webサイトを制作できるホスティングサービス「M27-300」(月額3,000円~)の2種類から成る。「M27-100」の主な機能は個人情報を一元管理する「Personal Information Center」やコミュニティ管理や作成ができる「Community」、個人ホームページが作れる「Personal Contact Page」など。「M27-300」では、ユーザー自身がオンラインアプリケーションを操作して独自のサイトを作成できるだけでなく、電話やメールで要望を聞くことで同社制作チームがカスタマイズを行なうサービスも提供する予定だ。クレイフィッシュでは「サービスは3月中に開始する予定」としている。
会場では、e-マーケティング時代のCT専門展「CTI Solution Expo」、e-コマース時代のセキュリティ専門展「Network Security Expo」、Linuxを活用するユーザーのための専門展「Linux Exhibition」も同時開催中だ。
(2001/2/7)
[Reported by moriyama@impress.co.jp]