【新サービス】

専門家による情報ナビゲートサイト「キーマン・アット・ニフティ」

■URL
http://www.nifty.com/keyman (2月14日より)

 ニフティ株式会社は、弁護士や放送作家など専門家(キーマン)が集まり、ユーザーの情報収集を手助けするサイト「キーマン・アット・ニフティ」を14日より開始する。最近、いわゆる“人系サイト”“エキスパートサイト”が続々と誕生しつつあるが、同サイトもその1つとして注目を浴びそうだ。

 「キーマン・アット・ニフティ」では、弁護士や競馬、スポーツ、放送作家など各分野の専門家(キーマン)1人につき1コーナーが与えられ、キーマンは、コーナー内でコラムや自分のブックマークの紹介などの情報提供を行なう。開設当初のキーマンは20人。同サイトを運営する太田剛氏によると、キーマンは「芸能人として有名な人ではなく、実績を残していてかつ活動の成果が見られる人」を対象に選んだという。また、基本的にコーナー内の編集はすべてキーマンに任されており、「サイトカラーにあわせて情報発信をする」という既存のマスコミの手法とは一線を画し、「自分達がやりたいことをやりたいようにやってほしい。だから個人個人のカラーをどんどん出してもらって構わない」との方針だ。

 インターネットの普及と共にWebサイトはコンテンツビジネスへとシフトしている。太田氏は「コンテンツビジネスの方向に行くことでWebが面白くなくなっている」と指摘、また、「インターネット人口が増えているわりには長年インターネットを使ってきた人はどんどん離れてしまっている」と憂う。新サイトでは「コンテンツビジネスとは異なり、ニフティの中の文化的な面における1つの資産を出す場所」として「原点に戻る」をキーワードにコミュニティを確立していく考えだ。

 こういったナビゲートサイトは、ユーザーにとって、膨大な情報の中から自分の知りたい情報をその分野の専門家のオススメ情報から選ぶことができたり、質問するといったことが可能になるため、無駄な時間を費やすことなく必要な情報を得られるというメリットがある。15日には、リクルート・アバウトドットコム・ジャパンが「All About Japan」を開始する。インターネットの発展と共に我々が手にする情報量は計り知れないほど拡大している。今後、情報選びの手段として、従来のロボットやディレクトリー検索ではなく、人間の持つ情報を上手にシステム化した情報サイトが中心となる時代がやってくるのではないだろうか。

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(2001/2/8)

[Reported by moriyama@impress.co.jp]


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