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インターネットメディア調査会社の米Arbitron/Edison Media Researchは7日、米国人がインターネットで過ごす時間は減ったものの、ストリーミングメディアを視聴する時間が増えているとする調査報告を発表した。
米国人がネットで過ごす時間は、2001年1月には週平均7時間8分で、2000年1月の8時間1分に比べて減少した。しかし、接続時間の減少にもかかわらず、ストリーミングメディアを利用する米国人は、2001年1月には人口の13%に相当する3,000万人と、前年同月の10%に比べて増加したという。また、昨年1年間では、米国人の27%に相当する6,100万人がインターネットでビデオやオーディオを利用し、1,300万人が毎週ストリーミングメディアを利用した。この調査結果について、同社のBill Rose副社長は「ブロードバンドとストリーミングメディアは関連している。高速インターネット接続の導入する家庭が増えるにつれ、ストリーミングメディアの消費も拡大する傾向にある」と分析している。
ストリーミングメディアを視聴した経験を持つ「ストリーミーズ(streamies)」は、オンライン広告主にとって理想的な対象となる。視聴経験のないユーザーと比べて、ストリーミーズはオンラインで過ごす時間が長い、バナー広告のクリック率が高い、オンラインでの購入が2倍多い、などの傾向があるという。また、このようなオンラインでの支出が多い消費者は、高学歴で収入が多いという傾向も見られた。
(2001/2/8)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]