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■URL
http://www.infotrends-rgi.com/press/2001021286708.html
米InfoTrends Research Groupは12日、オンライン写真サービスはまだ普及の初期段階にあるとする調査報告を発表した。同社はデジタル画像の技術や市場に関する調査やコンサルティングを手がける会社。米国において18歳以上のインターネット利用者1,000人を対象に調査を実施した。
同調査によると、このようなサイトの認知度は低く、写真サイトに写真をアップロードしたことのあるユーザーは15%、他人のデジタル写真を見るために写真サイトを訪れたことのあるユーザーは35%だった。多くのユーザーはこの技術を“試験的”に使っているだけで、ユーザーの30%は1カ月に1枚以下の写真しかアップロードしていないという。また、オンラインでプリントを注文したことのあるユーザーは25%以下だった。
大半のプリントサービスは無料で提供されており、1人当たりのプリント売上も少ないことから、オンライン写真サービス業者は財政的問題に直面している。InfoTrendsの調査アナリストを務めるLia Schubert氏は「オンライン写真サービスの普及の遅れと、近い将来に収益の見通しが立たないことが重なって、業者の間で淘汰が進んでいる。しかし、必ずしも業界全体として失敗しているわけではない。調査結果から、生き残った企業は大いなる報酬を受けると確信する」と語っている。
(2001/2/13)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]