【調査結果】

ストック・リサーチ、ネットオークションランキングを発表~「品揃え」1位は「Yahoo!オークション」

■URL
http://www.stockresearch.co.jp/auctions/00ranking.html

 ITビジネスの総合評価会社の株式会社ストック・リサーチは、「第3回ネットオークションランキング」結果を発表した。ランキングは、オークション利用者のタイプ別に「品揃え重視派」「自分で出品派」「安全性重視派」「店で買いたい派」の4カテゴリーがあり、評価は「出品件数」「安全対策」「出品時のコスト」「総合的な使いやすさ」の4項目に分けて行なわれた。なお、同社では四半期ベースでランキングを更新しており、今回のランキングは2000年12月末日までの動きを反映している。

 「品揃え」を評価する「品揃え重視派ランキング」は、前回(昨年9月)のランキングと変動はなく、1位は出品数約190万件を誇る「Yahoo!オークション」、2位は「楽天フリーマーケット」、3位は「Bidders」「楽天スーパーオークション」という結果となった。1位の「Yahoo!オークション」について、ストック・リサーチでは「出品件数の点では完全に他を圧倒しているため、少々問題のある出品が流入しやすく賛否の分かれるところではあるが、店では見かけないような掘り出し物が見つかる意外性はなんといっても魅力」と評価している。

 CtoCオークションを対象とし、出品時のコストや落札される可能性の高さなどを評価した「自分で出品派ランキング」も、1位は前回を変わらず「Yahoo!オークション」が獲得、以下「Bidders」「楽天フリマーケット」となった。同じくCtoCオークションを対象とし、安全性を評価した「安全派重視ランキング」では、1位は、スタッフが出品される全品を個別にチェックしているなど安全性への配慮に定評がある「Bidders」が獲得、以下「eBay Japan」、「楽天フリーマーケット」となった。

 BtoCオークションで総合的なジャンルの品揃えを用意しているサイトを対象とした「店で買いたい派ランキング」では、1位は前回と同じく「楽天スーパーオークション」が獲得、以下「プライスダウンオークション」、「オンセールBtoC」となった。1位の「楽天スーパーオークション」について、ストック・リサーチでは「品揃えを拡大しつつ、すべて『楽天市場』のショッピングモールに出店する店舗からの出品という特徴を継続している点を評価する」としている。

 今期のネットオークションの動向について、ストック・リサーチでは、ネットオークション業界はオークションに参加する人が着実に増加し、品数も増えて活況を呈しているほか、安全性についても改善が図られ、主要オークションサイトがエスクローサービスを導入したことが話題になったと報告した。

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(2001/2/13)

[Reported by moriyama@impress.co.jp]


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