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■URL
http://www.netmile.co.jp/ (ネットマイル)
http://www.netage.co.jp/ (ネットエイジ)
ネットエイジの西川代表
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「NetMile」は、加盟サイトでのユーザーの行動によってマイルが獲得できるポイントプログラムだ。NetMileへ登録後、加盟サイト上でユーザーがメンバー登録やオンラインショッピングなどを行なうことでマイルが加算され、貯まったマイル数に応じて、海外航空券やホテル宿泊券、ギフト券といった賞品と交換できる。
このサービスのメリットは、複数のサイトでマイルを獲得できるため貯まりやすい点、またギフト券やホテル宿泊券など、価値がわかりやすい賞品と交換できる点にある。従来のオンラインのポイントサービスでは個別のサイトでなかなかポイントが貯まりにくかったり、交換できるのがノベルティなどで価値がわかりにくいといった面があり、これらの問題を解消した形だ。また少ないマイルでもくじ引きなどのゲームで当選するチャンスや、「限定10名までボーナスマイル追加」といった特典に参加できるなどのエンタテインメント性を持たせ、ユーザーを飽きさせない工夫もある。
一方の加盟サイトにとっては、表示やクリックで計算されるバナーと違い、登録や購入などユーザーが実際にとった行動ベースで料金が請求されるため、無駄のないマーケティングができる。また各サイト専用の管理サイト(マネージサイト)で、マイル発行数などが簡単に設定できる面もある。また「NetMile」のサイト上やメンバーに向けてのPR効果も期待できるという。
ネットエイジの西川潔代表取締役は「インターネットビジネス企業でがんばっているのに利益まで至らないところは数多い。その原因の1つに、顧客の獲得・維持コストが高い点がある。このコストを下げるための解決方法として『NetMile』がある」と述べ、同社としても大規模な事業となる「NetMile」へ力を入れていくことを表明した。
「NetMile」には4月の正規オープン時で約30サイトが参加する予定で、現在決定しているのは「オートバイテル・ジャパン」、「womenjapan.com」、「フォトハイウェイ・ジャパン」、「EasySeek」など。他にも不動産ポータルサイトや証券会社などと交渉中という。開始後1年で90サイトの加盟、約54万人の会員数獲得を目指し、3年後には450サイト、約469万人の会員数を目標とする。さらに「NetMile」のエンジンを、ポータルサイトや大型ECモールに提供するOEM事業にも着手する方向という。なお、現在ネットマイルはネットエイジの全額出資(資本金1億円)だが、3月末までに4~5億円の第3者割当増資を実施する予定だ。
(2001/2/14)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]