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http://www3.gartner.com/5_about/press_room/pr20010214a.html
米Gartner Groupは14日、IT関連のアウトソーシングおよび管理サービスなどのプロサービス市場は2004年まで年平均成長率19%で拡大するとの調査報告を発表した。
調査結果によると、コンサルティングやシステムインテグレーションの分野は伸び悩むものの、アウトソーシングおよび管理サービスが拡大し、サービス市場全体の成長に貢献する。市場全体に占めるアウトソーシング・管理サービスの割合は、2000年には53%だが、主に2004年にシステムインテグレーションの減少により、2004年には57%に増加すると予測している。
同社アナリストのMichele Cantara氏は「ITプロサービス市場では、景気減速の影響は比較的軽い。景気の不透明感から、企業は事業の転換には慎重で見合わせている。代わりに、コスト削減や生産性向上に向けたITソリューションを模索しており、これがプロサービス市場に利益をもたらす」と分析している。
一方、eビジネス専門のコンサルティング企業は、今後苦戦を強いられる。これら企業の多くは、間違った組み合わせのサービスを提供しているという。さらに、Gartnerでは、eビジネスの中心はもはやWebの構築ではなく、インターネットを活用した事業を極めて迅速に定常的なものにすることにある。これらコンサルティング企業の弱点は、国際企業において複数のサイトにまたがるインフラやデータ、アプリケーションの開発や統合に対して能力不足なことだと指摘している。
(2001/2/15)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]