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http://pewinternet.org/releases/release.asp?id=15
非営利調査機関の米Pew Internet & American Life Projectは18日、2000年下半期における米国人のインターネット利用に関する調査報告を発表した。2000年5-6月に4,606人の米国人を対象に実施した調査と、11-12月に3,493人を対象に実施した調査とを分析したもの。
同調査によると、2000年下半期には女性や少数民族、中低所得層家庭の増加が著しく、インターネットを利用する米国成人は1,600万人増加した。2000年末時点で米国成人のインターネット利用者は1億400万人を超え、普及率は56%に達した。
同プロジェクトでは初めて、インターネットを利用する子供の数についても算定した。18歳未満の子供の45%に当たる3,000万人がインターネットを利用している。これらのうち、約3/4が中高生(12~17歳)で、29%が12歳未満だった。
1日にインターネットを利用する米国人は、2000年末時点で5,800万人で、2000年中間に比べて900万人増加。女性や少数民族、年収が30,000ドルから50,000ドルの中低所得層家庭からの利用者が著しく増加した。また、インターネットの利用目的では、趣味(2,000万人)、商品購入(1,400万人)、娯楽(1,500万人)が多数を占めている。
さらに、趣味の情報を得るためにインターネットを利用する中年や黒人、ヒスパニック系の利用者が増えている。黒人では商品購入、中年では健康情報の検索、ヒスパニック系では金融情報を得るために利用するユーザーが増えているという。
(2001/2/19)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]