【新サービス】

エブリディドットコム、バーコード入力に対応したネット通販を開始

■URL
http://www.everyd.com/

バーコードリーダー
カタログより。マイクロバーコードと定規(1cm)の大きさを比べてみた
 株式会社エブリデイ・ドット・コムは、バーコードリーダーを利用して注文するオンライン通販を、2月19日より開始した。
 同社は2000年9月に主婦向けサイト「エブリデイ・ドット・コム」を開設。この1月には子会社として、株式会社エブリデイ・エクスプレスを寺岡精工と共同で設立し、ユーザー宅の近隣にあるスーパーなどから生鮮日用品を宅配するサービスに着手した。現在は「クィーンズ伊勢丹 エブリデイ・エクスプレス会員制宅配ショッピング」として、東京・新宿区内を対象としたサービスを行なっており、今後店舗や対象エリアを拡大する予定という。今回はこの生鮮日用品宅配サービスで、バーコードリーダーを利用した発注に対応した形だ。

 具体的には、ユーザーがオンラインショッピングを行なう時、キーボードやマウスを使って入力をする代わりに、紙のカタログのバーコードを読み込んで入力する形となる。商品選択だけでなく、注文決定もバーコード読み取りで可能なため、キーボードなどにまったく触らずに注文を済ませることも可能だ。いわば同社の提案する「クリックのないインターネット」を象徴する存在といえる。
 今回利用するバーコードは世界最小の「マイクロバーコード」と呼ばれるタイプで、従来のバーコードと比べて20分の1以下の面積で印刷できる。そのため、商品カタログなど印刷物のデザインや情報量を損なわずに付加できる利点を持つ。バーコードリーダーは株式会社ネオレックスの開発で、希望のユーザーに月額100円で貸し出される。今夏には株式会社ネオセルラーによる携帯電話装着型のバーコードリーダーも販売する予定で、Webサイトにアクセスせず、携帯電話からだけで注文完了ができるシステムも提供する方向だ。

(2001/2/20)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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