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■URL
http://www.pv.com/press/view.asp?id=81
携帯機器向けの動画配信技術を開発する米PacketVideoは20日、ストリーミング配信ソフトの新版「PVPlatform 2.0」を出荷開始したと発表した。PVPlatformはMPEG-4準拠のソフトで、携帯機器向けの音声や動画、広帯域コンテンツ、アプリケーションの配信に対応する。
PVPlatformは、コンテンツの変換を行なう「PVAuthor」、保存や配信を行なう「PVServer」、再生ソフト「PVPlayer」から構成されている。新版の最大の新機能は、動的なフレームレート制御技術「FrameTrack」を組み込んだこと。ビットレートの変動により動画/音声が途切れがちな無線通信網で、ストリームを動的に制御しスムーズに再生する。FrameTrackを組み込んだPVServerは、リアルタイムにPVPlayerから品質情報を検出し、個々の利用者に合わせてフレームレートを自動的に制御する。
同社は併せて、スイスの電気通信事業者Swisscom Mobileと提携し、PVPlatform 2.0を使った実地試験を行なうことを明らかにした。スイスにおいて、パケット通信技術「GRPS」を使った初のマルチメディア配信試験になるという。
(2001/2/21)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]