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■URL
http://www.yankeegroup.com
米Yankee Groupは20日、「広告代理店はストリーミングメディアを使った広告が効果的だと確信している」との調査報告を発表した。同社がストリーミングメディア視聴率調査会社の米MeasureCastと協力してまとめたもので、伝統的な広告代理店でメディア部門を担当する幹部100人を対象に、インタビュー形式で調査を実施した。
調査によると、広告代理店の約3分の2が過去1年間にクライアント企業にストリーミングメディア広告を勧めており、今後1年間に渡って勧めていきたいと回答。90%以上は、ストリーミングメディア広告を契約した顧客が今後1年間に再度契約すると見込んでいる。
広告代理店は、ストリーミングメディア広告をブランド力の強化と直接的な反応を得られるという点から効果的だと考えている。これまでにストリーミングメディア広告を制作したことのある代理店のうち56%は、今後1年間で予算を増やす見込みだという。一方、ストリーミングメディア広告が普及するための障害は、クライアント企業がコストが高すぎると認識していることだとの回答が最も多かった。
MeasureCastのCEOを務めるEd Hardy氏は「ストリーミングメディア業界が成功するためには、インターネットラジオなどを含むストリーミングメディアが広告に対応する必要がある。コンテンツ事業者は広告主に対して、ストリーミングメディア広告が有力で利点があるものだと啓蒙していくことが重要だ」と提言している。
(2001/2/21)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]