【ソフトウェア】

軽量WWWブラウザー「Opera」にMacintosh版登場~英語版プレビュー1がリリース

■URL
http://www.opera.com/pressreleases/20010221.html
http://www.opera.com/download/mac.html

 ノルウェーのOpera Softwareは21日、Macintosh用のブラウザー「Opera 5.0」英語版の技術プレビュー(TP)1をリリースした。Operaは高速かつ軽量なブラウザーで、Windowsでは「第3のブラウザー」として知られている。なお、技術プレビューとはα版を公開したもので、多くのバグが残っていたり、クラッシュが多発することもあるので、使用の際に注意が必要だ。

 今回リリースされたのはPower PC版のみで、MacOS 7.5以上で動作する。今後、68K版やMac OS X版もリリースする予定とのことだ。TP1では128ビット暗号、CSS1とCSS2、XML、HTML 4.0、HTTP 1.1、WAP/WML、ECMAScript、JavaScript 1.3などに対応する。未実装の機能には、Java、AppleScript、ファイルのアップロードなどがあり、一部実装された機能にはHotlist/bookmarks、印刷機能、SSL、Cookieなどがある。

 実際に使ってみたところ、ツールバーには表示サイズを簡単に変更できるポップアップメニューや、Googleの検索ウィンドウが設けられていて便利だ。なお、文字コード変換機能を備えていないため、日本語には対応していない。また、Windows版が備えている電子メールやニュースのクライアント機能も、Macintosh版のTP1には組み込まれていない。

 なお、これまでMacintosh用の小型軽量ブラウザーとしてはドイツ製の「iCab」があるが、これと比較してみると、アプリケーション容量はOperaが2.7MBでiCabが3.3MB、メモリの最小サイズはOperaが6.5MBでiCabが4.4MBとなっている。表示速度は、「最速のブラウザー」と謳うだけあって、Operaの方が体感で圧倒的に速い。すでにiCabは日本語に対応しているだけに、Operaの日本語版リリースも期待される。

(2001/2/22)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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