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■URL
http://www.nec.co.jp/japanese/today/newsrel/0102/2201.html
http://tcssv.nec-cnes.co.jp/ (観光客支援サービス実証実験)
TPOに合わせて送られる情報の例
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実証実験のイメージ
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これは携帯端末向けにWebページを配信するソフトウェア「TPOCAST」と、位置情報サービスシステムの構築・運用を行なうミドルウェア「LOCATIONWARE」を用い、ユーザーがいつ・どこで・どんな情報を求めているかを判断し、その状況に合わせたWebページ配信を可能にするものとなる。
NECはこのサービスのため、情報を見る時間・場所・嗜好といった“ユーザー側のTPO属性”と、あるWebページを見せたい時間・場所・対象ユーザーなどの“Webページ側のTPO属性”とを比較できる“TPO属性記述言語”、「TPOML」を開発。ユーザーの状況に合わせて絞り込んだWebページの表示を可能にした。また携帯端末の位置からユーザーが将来必要とする情報を判断し、事前に端末に送信する機能や、携帯端末の移動履歴から移動手段(例・ドライブか、歩行中か)などを判断し、行動に合わせた情報送信も行なえるという。
NECソフトウェア中部ではこの技術とGPS搭載携帯端末を用いて、観光情報ASPサービスを開始する。観光地の地図情報や店舗情報のほか、観光客の特性に合わせたオリジナル情報を配信、また一緒に旅行している友人や家族の位置確認も可能だ。同社はこのシステムの提供で、今後3年間に約20億円の販売を見込んでいる。
なお、現在島根県松江市で実施中の国土交通省による「観光客支援サービス実証実験」で、このシステムが導入されている。一般の旅行者でも、松江駅前案内所などで携帯端末を借りての実験参加が可能だ。
(2001/2/22)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]