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■URL
http://www.doubleclick.net/jp/
ダブルクリックは26日、バナー広告を配信する地域を指定できる新サービス「エリアターゲティング」を27日より提供開始すると発表した。ISPのアクセスポイントの市外局番を参照することで、ユーザーがアクセスしている地域を推定する仕組み。
同社の広告配信技術「DART」に国内約200カ所のアクセスポイントのデータを参照する機能を追加、従来より提供している広告ネットワーク「DCJネットワーク」の絞り込み機能として新たに提供する。広告主は、これまでDARTで提供していた配信時間帯やOSなどの絞り込みに加えて、市外局番単位で配信先となる地域を指定できるようになる。料金はDCJネットワークの従来価格に変更なく、12万5,000インプレッションで50万円からとなっている。
なお、地域の判定には市外局番が利用されるため、エリアターゲティングで配信対象となるのはダイヤルアップユーザーのみ。専用線などのユーザーは対象外となるほか、全国共通のアクセスポイントついても除外される。ただし、同社ではすでにドメイン名による絞り込み機能を提供しており、専用線ユーザーでもドメイン名からある程度は地域による絞り込みが可能だとしている。これに対してエリアターゲティングは、主に個人ユーザーに対する地域指定を想定したもので、国内のダイヤルアップユーザーの約75%を網羅しているという。
(2001/2/26)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]