【業界動向】

米Zembu、分散したアプリケーションを実行するソフトウェア環境を発表

■URL
http://www.zembu.com/newsnevents/pressreleases/pr/2001022601.html

 カリフォルニアにあるベンチャー企業のZembuは26日、分散した環境にある企業内アプリケーションをインターネットを通じて実行するための技術「分散アプリケーションプラットフォーム(DAP)」を発表した。

 Zembuの分散アプリケーションプラットフォームを利用すると、データベースなどの基幹アプリケーションを地理的に離れたさまざまな場所に分散して保存しておくことができ、その状態のままアプリケーションを実行できる。ユーザーがアプリケーションを実行しようとすると、最も速く起動できるアプリケーションの部品がどれかを判断し、特許出願中のアルゴリズムにより一番速い仕方で実行できるようにする。またデータがいつでも整合性を保ち、データベースがシンクロナイズされているか確認されるほか、データが正確でセキュリティー上の問題がないことも確認する。これらはすべて中央集権的な管理システムによって管理される。これにより、一カ所で問題が起きたとしても、他の場所のアプリケーションを起動することでミッションクリティカルなアプリケーション環境を安価に構築することができるという。

 Zembuは分散アプリケーションを研究開発しているベンチャー企業で、もともとはNASAの分散スーパーコンピューティンググループで働いていたエンジニアリングチームから構成されている。

(2001/2/27)

[Reported by taiga@scientist.com]


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