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米Motorola、V.92準拠のソフトウェアモデムをデモ

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 米Motorolaは27日、米Intel主催の開発者会議「Intel Developer Forum(IDF)」において、ITU勧告の「V.92」規格に準拠したソフトウェアモデムと、米Cisco Systemsの「Remote Access Server(RAS)」との相互接続デモを行なうと発表した。

 このデモにより、V.92モデムによるインターネット体験の向上を示すと共に、ベンダー間の装置に対する互換性の懸念を払拭して、V.92モデム導入の普及促進を図るとしている。なお、MotorolaはV.92ソフトウェアモデムへのアップデートを、今年第2四半期に行なう予定

 このデモは、Motorolaのソフトウェアモデム「SM56 PCI II」とCiscoの「AS5350 RAS」を接続して行なう。デモでは、V.92規格が備える2つの主要機能、「Modem-on-Hold」機能と「QuickConnect」機能を披露する。

 Modem-on-Hold機能は、広帯域モデムが備える音声通話とデータ通信の統合機能に似た機能。キャッチホン利用者がインターネット接続中でも電話の着信/発信が可能で、通話中はインターネット接続を一時保留にして、通話終了後に自動的に接続を再開するというもの。

 一方のQuickConnect機能は、ISPへの接続や再接続する際のハンドシェークに要する時間を、V.90モデムの約20秒から10秒以下に短縮化して、広帯域モデムが備える「always-on」に近づけるものだ。このほか、V.90モデムでは、上り方向のデータ転送速度をV.90モデムの33.6kbpsから48kbpsに高速化する「PCM Upstream」機能を備えている。

(2001/2/28)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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