【業界動向】

米国のインターネット広告、2月は減少傾向に

■URL
http://www.adzoneinteractive.com/

 米国の広告調査会社であるAdZone Interactive社は、2001年2月の米国インターネット広告市場状況の調査結果を発表した。AdZone社はインターネット広告収入全体のうち95%を生み出している2,500のWebサイト、および世界中の25万サイトをトラッキングし、広告調査を行なっている。

 同社によると、2001年2月の米インターネット広告市場規模は、全体で17.7億ドル。これは1月の18.7億ドルに比べ、約5%ほど低下した形となる。
 Webサイトへの広告支出での1位は「Amazon.com」。約3,130万ドルを費やし、15億7,000万回もの広告を表示した形だ。1月の同社の広告支出(約1,680万ドル)に比べ、2月は2倍近い金額になっている。次いで2位が「AOL」の無料トライアルの広告「AOL.com Free」、3位は「Barnes & Noble」となった。一方、広告収入で潤ったWebサイトは、1位が「AOL」(aol.com)で8,930万ドル。以下2位が「Yahoo」(yahoo.com)、3位が「ESPN」(espn.go.com)という結果だ。

 AdZoneのJohn Cardona会長は「インターネット広告費の伸びが落ちているのは、広告を出す企業が以前よりずっと慎重になっているため。インターネットはマーケティング媒体として残っていくだろうが、2001年は非常に注意深く見守らなければならない」としている。

(2001/3/9)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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