【業界動向】

米Googleの会長にNovellのEric E. Schmidt会長が就任

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http://www.google.com/press/pressrel/chairman.html

 検索エンジン技術の米Googleは26日、米NovellのEric E. Schmidt会長兼CEO(45)がGoogleの会長に就任すると発表した。Google創設者で会長を兼務していたSergey Brin社長(27)の後任として、直ちに同職に就任する。また、Schmidt氏がGoogleに出資したことを明らかにした。

 Schmidt氏の会長就任について、GoogleのCEOを務めるLarry Page氏は「Eric氏はすばらしい技術者、および経験豊富な企業リーダーとして広く知られている。これらの質と、彼の企業家精神、Googleのカルチャーを組み合わせることで、当社役員会は申し分のないものとなる」とコメント。また、Brin社長は「彼の広範な経験は、当社の成長に向けた戦略を立てる上で、比類のない価値をもたらす」と語っている。

 Schmidt氏はプリンストン大学で電気工学の学士号、カリフォルニア大学バークレー校でコンピューター科学の修士号と博士号を取得。Novellの会長に就任する前は、米Sun MicrosystemsのCTOおよび執行役員を務めていた。また、米Xeroxパロアルト研究所や米ベル研究所に勤めたこともある。現在、Novell子会社でコンテンツ配信ネットワーク事業を手がける米Voleraの会長も務めているほか、米Siebel Systemsや米Integrated Archive Systems、米Tilionの取締役も務めている。

 今後、Schmidt氏はNovellの会長職を兼任することになるが、NovellのCEO職には同社と合併を予定している米CambridgeのJack Messman社長兼CEOが就任する予定。

(2001/3/27)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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