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■URL
http://www.mlit.go.jp/kisha01/kisha/040330_.html
国土交通省は3月30日、「下水道管きょの使用に関するガイドライン」を公表した。これは民間通信事業者による下水道管きょの使用についての標準的ルールとなる内容で、2000年夏から討議を行なっていた「IT都市基盤戦略委員会」や、電子通信事業者からのパブリックコメントを経てまとめられたものだ。このガイドラインを地方公共団体などに周知することによって、電気通信事業者などの下水道管きょ内への光ファイバー敷設、および高速インターネット整備の促進を図る。
ガイドラインの主な内容は以下の通り。
・民間事業者のニーズに応じて、使用が困難な管きょ(空間の余裕がない、5年以内に改築・移設予定など)を除き、開放の対象となる。
・使用の申請から許可の決定までの処理を、標準で約1ヶ月とし、手続きを迅速化する。
・光ファイバーの構造、敷設工事や保守に関する技術基準を明示する。
・複数の使用申込みが競合した場合、事業者間の協議手続きによって一体的敷設で、効率的に利用する。
・複数市町村や他の公共空間との間に光ファイバー敷設がまたがる場合、下水道管理者間の協議により、円滑な運用を図る。
(2001/4/4)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]