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■URL
http://docs.yahoo.co.jp/info/advertising/
ヤフー株式会社は、ポータルサイト「Yahoo!JAPAN」内のバナー広告において、ターゲティングをより強化したサービスを4月2日より開始した。
これはYahoo! Japanの各種サービスページ向けのバナー広告の一形態である「デモグラフィック・ターゲティング」(Demographics Targeting)の機能を強化したものとなる。「デモグラフィック・ターゲティング」自体は2000年8月から開始しており、すでに年齢と性別を元にしたバナー広告のターゲティング(対象を絞って広告を配信すること)サービスは行なっていた。今回、ここに職業や趣味といったカテゴリーを加えることで、ターゲティングを強化し、より効果的な広告配信を狙うものだ。
ターゲティング項目となる年齢・性別・職業・趣味は、Yahoo!IDを登録する際のアンケート情報を元に、ユーザーが特定できない形で属性をまとめたもので、このデータをもとに、WebブラウザーのCookieを利用した配信を行なう。デモグラフィック・ターゲティングの場合、たとえば女性に釣具や増毛剤の広告を見せるより、化粧品の広告を配信するほうが、ユーザーにとっても役に立つ可能性が大きいとして、情報的な価値のあるバナー広告配信を目指す。
ヤフーの調べによれば、ある女性向け商品のバナー広告を、全ユーザーに向けた大量配信と、ターゲティングして絞り込む配信の2形態で配信した実験の結果、ターゲティング型の方が広告料金が高いにも関わらず、顧客1人あたりの獲得費用では、大量表示型の2/3に抑えられたという。実際に「デモグラフィック・ターゲティング」の料金は、大量配信の料金(「ラン・オブ・ヤフー」などの広告形態)に比べ、1.5~2倍ほど割高な設定となっているが、それだけの効果は得られるとしている。4月中は新機能追加のサービスキャンペーンとして、割引料金での出稿に対応している。
(2001/4/4)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]