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■URL
http://www.google.com/help/features.html
サーチエンジンのGoogleは、非常に質の高い検索結果を返すことから高い評価を受けており、日本でも最近Yahoo!Japanのサーチエンジンとして採用されたことは記憶に新しい。また、多くのサーチエンジンが情報量の多さを競っているなかで、無骨なまでにシンプルなインターフェイスにこだわるGoogleの姿勢を評価するインターネット利用者も多い。しかし、見かけがシンプルだからと言ってGoogleの提供する機能は決して検索機能だけではない。
Googleは、電話番号の検索機能を含めたことを明らかにした。通常の検索フォームに「氏名 州名」などと入力すると、該当する電話番号が検索結果として得られる。また、住所が表示される場合には横の「Yahoo!Maps」「MapQuest」をクリックすると該当人物の家の地図が表示されるようになっている。現状では米国内の電話番号・住所への対応のみだが、こうしたシンプルだが便利な機能が日本でも利用できたらと思う人は多いであろう。
また、Googleは以前から企業の株式情報も提供している。例えば「Intel」と入力すると検索結果のトップにIntelのページが表示されるが、その横に「Stock Quote:INTC」と表示される。これをクリックするとIntel社の株式情報やチャートが表示される。
そのほかには、検索結果の上部に表示される「Google results 1-100 for ~」の箇所をクリックすると、Dictionary.comの英英辞典の検索結果が表示されるようにもなっている。
こうした機能にいずれも共通しているのはGoogleが単独ですべての機能を提供しているのではなく、提携企業のサービスへの適切なリンクを上手に利用している、ということだ。その結果として非常にシンプルなインターフェイスでありながら、次々に機能を拡張していくことのできる状況を創り出している。
最近Googleは日本のiモードへ対応した。シンプルなインターフェイスは携帯電話のような小さな画面で利用するには最適だ。米国向けに提供されている上記のようなサービスが日本国内でも利用できるようになることを期待したい。
(2001/4/5)
[Reported by taiga@scientist.com]