【調査結果】

利用時間はダイヤルアップ接続ユーザーの3倍以上

DSLユーザーはブロードバンドに“溺れる”傾向~米国調査

■URL
http://www.sbc.com/

 米地域通信大手のSBC Communicationsは3日、DSLサービスの利用状況に関する調査報告を発表した。調査では、DSLユーザーはブロードバンド体験の“中毒”になっており、ブロードバンド接続を続けるためならばコーヒーやケーブルTVなどを犠牲にするという結果が得られたという。調査は、Pacific Bell、Southwestern Bell、SNET、Ameritechのユーザーを対象に行なわれたもの。

 1週間当たりのインターネットの平均利用時間に関する調査では、家庭でのDSLユーザは25時間で、ダイヤルアップ接続ユーザーの7.5時間に比べて3倍以上となっている。また、DSLユーザーの93%は、インターネットの利用効率が向上したと回答した。オンライン体験に満足していると回答したのは、DSLユーザーでは大多数の93%だが、ダイヤルアップ接続ユーザーでは半数強の57%だった。

 同調査では、ブロードバンドにより消費者がこれまでよりインターネット接続に依存していることが明らかとなった。DSLサービスやめるくらいなら犠牲にしてもいいものとして、コーヒー(63%)、新聞(78%)、ラジオ(74%)、ケーブルTV(59%)が挙げられた。若者の方が広帯域接続に“溺れる”傾向が高く、DSLの代わりにコーヒーを諦めると回答したのは39歳以下では79%だが、40歳以上では59%だった。

 また、ユーザーはDSLサービスとPCを家庭で最も重要な技術と見なしている。ほぼ全ての回答者(96%)がブロードバンドを最も重要な技術だと考えており、電子レンジ(88%)、リモコン(87%)、ビデオ(81%)、ケーブルTV(70%)、車庫の自動ドア(59%)を上回った。

 なお、広帯域接続の利用目的としては、オンラインショッピング(95%)、画像のメール送信(76%)、ストリーミングビデオのダウンロード(60%)、MP3ファイルのダウンロード(61%)、在宅勤務(49%)、ゲーム(47%)などが挙げられた。

(2001/4/5)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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